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饗宴(シュンポシオン)-ソクラテス最後の事件


饗宴(シュンポシオン)―ソクラテス最後の事件 (ミステリー・リーグ)饗宴(シュンポシオン)―ソクラテス最後の事件 (ミステリー・リーグ)
(2001/10)
柳 広司

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アテナイに巣くう謎をソクラテスが解体し、
親友のクリトンが事件を記録する。
あたかもホームズ譚を思わせるような舞台に、
仕掛けられたバラバラ死体、衆人環視の死、狂ってゆく女たち、
敵を求める男たち、そして…。
すべてはアテナイを暗雲でおおうピュタゴラス教団の悪魔的所業なのか。
『贋作「坊っちゃん」殺人事件』で朝日新人文学賞を受賞した
新鋭による受賞第一作。


面白かったです。
ソクラテスとクリトンの会話とか、ホームズとワトソンみたいな感じで。

まぁソクラテスだけに、こ難し~事も語っているのですが、普段関わりのない
話だけにかえって新鮮で。
右から左に耳のなか頭のなか通り抜けただけですけどね

でも、神々を近くに感じているこの時代に民主主義という世界の
雰囲気とかも面白いですよね。
まぁ民主主義とは言っても、貴族も奴隷もいるし、女性には
市民権もないような世界ですけどね。

歴史では、ソクラテスは議論で相手を打ち負かしそれで市民の反感を
買って死刑になる、らしいのですが。
最初は愛すべき変人として登場するソクラテスが、何故そうなっていくか
その心理の変化も面白いです。

そして、悪妻として有名(ですよね?)なソクラテスの妻が、何故後世に
そう伝わってしまったのかも。

ミステリとしても面白かったですよ
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