アイルランドの薔薇
![]() | アイルランドの薔薇 (光文社文庫) (2004/09/10) 石持 浅海 商品詳細を見る |
南北アイルランドの統一を謳う武装勢力NCFの副議長が、
スライゴーの宿屋で何者かに殺された!
宿泊客は8人―そこには正体不明の殺し屋が紛れ込んでいた。
やはり犯人は殺し屋なのか?それとも…。
宿泊客の一人、日本人科学者・フジの推理が、「隠されていた殺意」を
あぶり出してゆく!
探偵役の科学者が日本人である必要性はまったくないと思うけど、
スイスイ読めて、面白かったです。
正体不明の殺し屋だけではなく、他にも色々素性を偽っている人が!
推理ではなくただのカンですが、殺し屋はたぶんこの人だろうな~
というのは、結構早い段階で思ったり。
警察を立ち入らせず、宿屋の宿泊客達だけで解決を試みる!
科学調査なし、アリバイや動機などからの推理だけで犯人を見つけられるか!
途中、北アイルランドの歴史的背景が簡単に説明されていて、ちょっと
お勉強になりました。
IRAは何度か聞いた事があったのですが、他にも武装勢力があったのですね。
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