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十二単衣を着た悪魔−源氏物語異聞


十二単衣を着た悪魔十二単衣を着た悪魔
(2012/05/11)
内館 牧子

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日本では、千年前から男は情けなく、そして女は強かだった……。
本家本元よりもリアルで面白い、もう一つの『源氏物語』

就職試験を五十八社続けて落ち、彼女にも振られた二流大学出身の雷。そんな時、弟の水が京大医学部に現役合格したとの知らせが入る。水は容姿端麗、頭脳明晰、しかもいい奴と、非の打ち所がない。雷はアルバイトで「源氏物語」の世界を模したイベントの設営を終え、足取り重く家に帰ろうとするが、突然巨大な火の玉に教われる。気が付けば、なんとそこは「源氏物語」の世界だった。
雷は、アルバイト先で配られた『源氏物語』のあらすじ本を持っていたため、次々と未来を予測し、比類なき陰陽師として、その世界で自分の存在価値を見出す事に成功する。光源氏という超一流の弟を持ち、いつもその栄光の影に隠れてしまう凡人の帝に己を重ねた雷は、帝に肩入れするようになるが、その母親・弘徽殿女御は、現代のキャリアウーマン顔負けの強さと野心を持っていて……。
人間の本質を描き続けてきた内館牧子が描く、本家本元よりも面白い、もう一つの「源氏物語」。


現代語訳でも『源氏物語』をちゃんと読んだ事はないのですが…
ものすごく大雑把なあらすじを知っているだけでも楽しめます

『十二単衣を着た悪魔』は『プラダを着た悪魔』から付けられたそうです。
そっちは見てないですが、どんな『悪魔』っぷりを見せてくれるのかと
思っていたら、そういう話ではありませんでした。

『源氏物語』にそってストーリは進んで行くので、そんなにハラハラドキドキは
ありませんが、淡々とした中に面白さがある感じです。
”アルバイト先で配られた『源氏物語』のあらすじ本”はどんなに細かく書かれて
いるんだ!とかツッコミどころもありますが

面白く読んでいて、結末をどう落とすのかすごく気になりました。
どう転んでもイマイチな感じがして…
でもその予測は外れて、結構イイ感じに終わってくれて良かったです
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テーマ : 読書 - ジャンル : 小説・文学