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共震


共震共震
(2013/07/23)
相場 英雄

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大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して仙台総局に異動する。沿岸被災地の現状を全国の読者に届けるため、「ここで生きる」というコラムを立ち上げた。そんななか、宮沢とも面識のある県職員が、東松島の仮設住宅で殺害された。被害者の早坂順也は、県職員という枠を越えて、復興のために力を尽くしてきた人物だった。早坂は亡くなる直前まで、被災地の避難所の名簿を調べていたという。


筆者自身が震災発生三週間後から定期的に現地で取材を続けただけあり、被災者の
声に迫力があります。
殺人事件の取材の過程で、被災地の現状や震災復興の問題点も描かれていて。
心に沁みる情景や言葉がたくさんありました。
読んで良かったです。
ただミステリとしてはまぁ普通かな?

震災の前に完結した「みちのく麺喰い記者」シリーズと同じ登場人物たちらしいです。
そのシリーズもちょっと読んでみたいかな?
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テーマ : 読書 - ジャンル : 小説・文学